よーんなーあっちみそーりよーたい、ふぅ？

　昨日、ある棟梁とお話する機会があった。


実際の彼の肩書きは、「社長」なのだが・・・


　彼の醸し出す雰囲気は、社長というよりも　やはり棟梁で


「穴掘りから始め」て、初代の後を継いで社長になったのだ
と云った。




彼は話のなかで、「強い人が、一番危ない。」という話をしていた。




いつも強くて、体力いっぱい。　「ちげ～まんど～っさ～」と思って

いた人が、いきなり死んでしまうのを　親方として何度か見てきた
らしい。　


建築の人間だから、酒を大量に飲み　無茶な生活をするのだろう。


この頃は、「飲酒運転撲滅キャンペーン」の影響で、建築業界でも
仕事でアルコールを飲む機会はほとんどないらしい。


その影響で


「人の関わりも弱くなってきた」のらしい。　ちょっと、淋しいことだ。





昔　聞いた　ネイティブアメリカンの話を思い出す。（多分ネイティブアメリカン）



彼らが、白人を山に案内したときに　


白人は、どんどん進んでいく。　ネイティブアメリカンの男達も　最初は一緒に


歩いたが、やがて立ち止まり動かなくなった。


先を急ぎたい白人達が　理由を聞いたら


「こんなに急いだら、魂が置いてきぼりになるから、しばらく待つ」


と答え、


そして　しばらくの後に　また　歩き始めたらしい。


私の仕事でも　同じことだ。


仕事を始めた頃とは　変わってしまった。　先へ先へと行動し


何かを　味わうことや　深呼吸することを忘れてしまう。


「次はこれ。　その次はあれ。」という感じ。


そんな時に



ゆっくりと　中国茶を飲むと　自分の心が　柔らかくなっていくのを
感じる。　


ちょっと、ちるだい　する感じ。