よーんなーあっちみそーりよーたい、ふぅ？

18で車の免許をとって、11年間原付に乗った。
周りの人々は、「危険だから、中古車を買いなさい。」
と何度もアドヴァイスをくれた。


「車の方がいいよ。　一旦車に乗ったら
（そっちの方がいいから）原付なんて乗れないよ」と。


車に乗るのが安全、という言葉より


一度車に乗ったら、二度と原付に乗れなくなる
と云われたのが引っかかった。


その状態が怖くて、車を買うことが出来なかった。


沖縄の田舎は、サトウキビ畑が続いていた。
人家がある地域を過ぎて、畑のある一帯に
入ったとたん、気温が一気に下がるのがわかる。


暖流と寒流の境目を感じるように、その寒さを感じる
のが、心地よかった。


1月に入ると、あちらこちらで桜がブレーキをかけさせる。
急停車しても、誰にも迷惑にならないのが嬉しかった。


今では、ハンドルを握りながら横目でちらっと眺めるだけ。
全てが、流れていくようになった。


昔の中国人が云った「一杯のお茶を楽しむ、そんな人生の
ゆとり」を楽しむことが、少なくなった。


「生産的なことをするための時間」ばかりが増えていくのだ。


昨日、久しぶりに文学作品を読んだ。　やっぱり、いい。


この頃は、じんぬさんみん本ばかりを読んでいたけれど
やっぱり、文学的なものを感じられる部分が

自分の中にあるのがわかる。　心が、柔らかくなる気がする。

秋って、いいな～。

因みに、吉本ばななの「サウス　ポイント」。


夜桜を楽しんだ頃の自分が現れる。