よーんなーあっちみそーりよーたい、ふぅ？

14才の男の子が、「この本、いいよ。読んだらゾクゾクするよ。」
と言ったので、


私は「ゾクゾクする本」がどんなものなのか、とっても読みたく
なった。


ゾクゾクするのか？　しないのか？


14才の感性に張り合って、日頃は人に勧められた本は
読破したことがないのに、


ゾクゾクしたくて、最後まで読んだ。


「いつ、ゾクゾクするんだろう？」
と、　思っているうちに　ストーリーが終了してしまった。


あじぇ。


わんね～　な～　わかこ～　ね～んさや～　（しょぼ～ん）


その本、24人のビリー・ミリガン


（内容は、すごくいいですよ。　ゾクゾクはしなかったけど）



　そして、今日!!


職場で同僚が、「読んだ人の9割が涙した」本を貸してくれた。


私のデスクの右にいるKさんは、残りの1割だったって。


で、問題は


私の左側にいるTさん。


彼は、感性がみずみずしいのだ。　私が今でも忘れられない
一言（私の心の中の小さなダイアモンド）を発した人なのだ。


その彼は、泣いたらしい。


彼が泣いたのなら、私も泣きたいのだ。


でも、多分泣けないだろう。　


私はひねくれてるから。



世界中が涙した、と云われた

タイタニック。


私は、ジャックが冷たい海の底に沈んでいくシーンで


ものすごく、しらけてしまったのだ。


沈みゆくジャックの顔は、美しすぎた。


あの場面では、ジャックの鼻から泡が
海面に浮かんでくるんじゃないのか？！


それが、リアリティなんじゃないの～？


監督は、細部にまでこだわって撮影したらしいのに。


一番肝心なシーンで、これだよ。


超　興ざめ。



だから、私はやっぱり「1割の読者」なのだ。多分。

因みに本のタイトルは


「鏡の法則」